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芋名月 イモメイゲツ

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デジタル大辞泉の解説

いも‐めいげつ【芋名月】

《里芋を供えるところから》陰暦八月十五夜の月。 秋》「雲霧や―の衣(きぬ)かつぎ/貞徳」→栗名月(くりめいげつ)豆名月(まめめいげつ)

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大辞林 第三版の解説

いもめいげつ【芋名月】

中秋の名月の別名。サトイモを供えて月見をする風習がある。 [季] 秋。 → 栗名月

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

芋名月
いもめいげつ

陰暦8月15日(十五夜)の名月をいう。新芋(サトイモ)を掘り、水炊きのまま月前に供えたりして収穫を祝った。「名月御祝、三方に芋ばかり高盛り」(『御湯殿記』)とあり、この日、子供たちが竿(さお)の先に釘(くぎ)などをつけて他人の家の供え物をとったり、他人の畑の芋を盗んだりしても、大目にみるというような風習もみられる。俳諧(はいかい)でも秋の季語として詠まれた。「雲霧や芋名月のきぬかつき」(貞徳『犬子(えのこ)集』)、「蕪(かぶら)よりいも名月やひがしやま」(安永『玉海集』)[岡田袈裟男]

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世界大百科事典内の芋名月の言及

【十五夜】より

…なお,十五夜の行事に本土では供物を盗むことがなかば公認されていること,南九州から南島にかけては綱引きと八月踊あるいは十五夜遊びといった諸要素が結びついている。 十五夜はまた〈芋名月〉と呼ばれるように,サトイモその他のいも類を供える儀礼が顕著である。したがって元来タロイモ系統のいもの収穫儀礼であった十五夜祭儀が,水稲栽培の発達に伴って,第2次的にイネの収穫儀礼と結びつくようになったと考えてよさそうである。…

【月】より

… 古い神社の祭りも村々の素朴な行事も,満月や上弦,下弦の月を目当てになされることが多い。旧暦8月の十五夜,中秋の名月に月見だんごとススキの穂を供えて月見の行事をするところが広く見られるが,里芋を供えて〈芋名月〉と呼び,また綱引きなどをするところもある。9月の十三夜は〈豆名月〉〈女名月〉と呼び,ともに古い時代の収穫祭のなごりが見られるという。…

【農耕儀礼】より

…いずれも麦やアワ,ヒエの豊作を祈願した行事である。陰暦八月十五夜もまた〈芋名月〉とよばれ,供物としてサトイモが用いられているように,かつてはサトイモの収穫儀礼であった。こうした穀物やいも類の儀礼は,奄美や沖縄の島々でいまでも盛んに行われている。…

※「芋名月」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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