出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…さらに花をつける枝(花柄)とその枝を抱く苞や小苞の位置も合わせて図示するが,チューリップのように一つの花が軸の先端に頂生するものはその必要がない。このような花式図によって,花の相称生(矢印で示す),花葉の数とその配列状態,花葉間の合着の有無(点線で結ぶ),つぼみの時期における花弁などの閉じ方(幼葉態aestivation),葯の向き(内向性,側向性,外向性),子房室の数や胚珠の数とそのつき方などがわかりやすく,しかも容易に表現できることが利点である。このために,花式図は近縁な分類群の間での花の構成について,比較形態学的研究につかわれる。…
※「花式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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