芸林（読み）ゲイリン

デジタル大辞泉

げい‐りん【芸林】

文学者、芸術家の仲間。芸苑げいえん。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

げい‐りん【芸林】

1. 〘 名詞 〙
2. ① 芸術家の仲間。文学者の社会。芸苑。
   1. [初出の実例]「わたくしは芸林に遊ぶものの往々社を結び党を立てて、己に予(くみ)するを揚げ予せざるを抑へやうとするものを見て、之を怯となし、陋となすのである」(出典：濹東綺譚（1937）〈永井荷風〉作後贅言)
   2. [その他の文献]〔魏書‐帝爽伝〕
3. ② 芸事(げいごと)をする人々の仲間。
   1. [初出の実例]「加藤氏は治に居て乱を忘れざるの武業を弄するを以て芸林の初頭に掲ぐ」(出典：西京繁昌記（1877）〈増山守正〉凡例)

出典　精選版 日本国語大辞典

普及版 字通

【芸林】げいりん

蔵書の所。学術・文芸の中心となる所。〔魏書、儒林、常爽伝〕頃(このごろ)暇日なるに因り、を林に屬し、略(ほぼ)聞くをし、其の本を討論す。名づけて六經略と曰ひ、以て門徒に訓(をし)ふ。

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出典　平凡社「普及版 字通」