デジタル大辞泉 「芸」の意味・読み・例文・類語
げい【芸〔藝〕】[漢字項目]
[学習漢字]4年
1 草木を栽培すること。「園芸・種芸・農芸」
2 修練によって得た技能。「芸術・芸人・芸能/演芸・学芸・技芸・曲芸・工芸・至芸・手芸・多芸・武芸・文芸・無芸・
3
[補説]「

[名のり]き・すけ・のり・まさ・よし






に作り、
(げい)声。芸は
の常用字体であるが、別に耕耘除草をいう
(うん)という字がある。正字は
(げい)に作り、〔説文〕三下に「種(う)うるなり」と訓し、
(りく)と
(けき)とに従うとする。土塊をもち、種芸する形と解するものであろう。卜文の字形は苗木を奉ずる形であり、金文にはこれを土に植える形に作る。土は
(社)の初文ともみられ、特定の目的で植樹を行う意であろう。すなわち神事的、政治的な意味をもつ行為である。〔毛公鼎〕には「小大の楚賦(そふ)(賦貢)を
(をさ)む」という。〔経典釈文〕に、唐人は種
の字に
、六芸(りくげい)の字には
を用いるというが、二字とも〔説文〕にみえず、〔説文〕の
も金文に
に作る字であろう。金文では
を遠邇(えんじ)の邇の字として用いる。
字鏡〕
宇々(うう)〔名義抄〕
ウウ・マト・ナル・ナレタリ・ヨシ・オキテ・シヅカナリ・ナズラフ・ツネニ・ヲサム・ナリハヒ・ユタカナリ・ワザ・ウク・ケ
(げい)声として
(せつ)・
(せつ)・熱(ねつ)・
(ねつ)・
(ししゆう)、また〔新附〕の勢など合わせて十一字を収めるが、声義の通じがたいものが多く、執(しつ)声の字と混乱しているようである。執は幸(手械(てかせ))を手に加えている形。植樹を示す
と、また声義が異なる。出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
歌舞伎役者の芸談集。6世尾上菊五郎著。1946年刊。各章ごとの内容は次のとおり。〈六代目の襲名〉には亡父5世菊五郎の死後,9世市川団十郎の介添えで襲名した際の披露狂言《曾我の対面》の役々の詳しい演技ノート。〈市村座行進曲〉は,その後市村座にこもって修業した《忠臣蔵》のおもな役を解説する。〈演出口伝小話〉は型についての秘伝・工夫・実話などを集めている。〈親譲りの芝居〉は《六段目》の勘平と《入谷》の直次郎の音羽屋型について。〈団十郎の狂言〉は《車引》の梅王丸と《勧進帳》の荒事の型について。〈追善と団菊祭〉は師と父の追慕。〈芸術学会講演〉は芸談講演の速記。〈日本の舞踊劇〉は《三番叟》と《道成寺》の秘伝を述べたものである。
執筆者:藤田 洋
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…日本最初の公開図書館とされる。芸亭院ともいう。《続日本紀》天応1年(781)6月条の宅嗣の伝などによれば,彼は自宅を改造して阿閦寺(あしゆくじ)を建立し,寺の南東隅に外典(げてん)の書庫を中心とする一区域を設けて芸亭と名付け,好学者に自由に閲覧させたという。…
…歌舞伎は,舞楽,能,狂言,人形浄瑠璃などとともに日本の代表的な古典演劇であり,人形浄瑠璃と同じく江戸時代に庶民の芸能として誕生し,育てられて,現代もなお興行素材としての価値を持っている。明治以後,江戸時代に作られた作品は古典となり,演技・演出が〈型(かた)〉として固定したものも多いが,一方に新しい様式を生み出し,その様式にもとづいた作品群を作りつづけてきた。…
…芸術諸ジャンルのうち,人間の身体をもって表現する技法と形の伝承をいう。音楽,舞踊,演劇,演芸などの類がそれである。…
※「芸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...