日本歴史地名大系 「若草町」の解説
若草町
わかくさちよう
- 山梨県:中巨摩郡
- 若草町
郡の東部に位置し、東は釜無川を隔てて
昭和六〇年(一九八五)に実施された遺跡分布調査により、延べ八六ヵ所の遺跡が確認された。時代別では弥生時代後期一〇・古墳時代前期二四・同後期八・奈良時代四・平安時代前半五一・同後半以降(一一世紀から中世)五六で、縄文時代以前の遺跡は未確認である。これは町域が御勅使川扇状地の南端部にあり、滝沢川の小扇状地や釜無川の氾濫原といった河川に関連する地形のみによって構成されていることから、低湿な土地を必要とする水田農耕を生業の柱とする弥生時代以降に、生活の場として利用されるようになったからであろう。地域別では
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報