苦辛(読み)クシン

精選版 日本国語大辞典 「苦辛」の意味・読み・例文・類語

く‐しん【苦辛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( ━する ) ひどく苦しむこと。辛苦。
    1. [初出の実例]「いたづらに苦辛するに相似せりといへども」(出典:正法眼蔵(1231‐53)諸悪莫作)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐寄三郎中璩詩〕
  3. にがさとからさ。
    1. [初出の実例]「面五尺の折敷に〈略〉五味の魚鳥、甘酸、苦辛(クシン)の菓子共」(出典:太平記(14C後)三三)
  4. 植物「くらら(苦参)」の古名。
    1. [初出の実例]「姜。厚朴。苦辛。茯苓。〈略〉等之和薬者、御所持之間不之」(出典:尺素往来(1439‐64))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...

リンゴ病の用語解説を読む