イギリス(英語表記)〈ポルトガル〉Inglêz

デジタル大辞泉の解説

イギリス(〈ポルトガル〉Inglêz)

ヨーロッパ大陸の北西、大西洋上のグレートブリテン島、アイルランド島の北東部および約900の付属諸島からなる立憲君主国。正称、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)。首都ロンドン。古くはブリタニアとよばれ、ケルト人・ローマ人が支配していたが、11世紀にアングロサクソン人による統一国家がイングランドに成立。のち、ウェールズスコットランドアイルランドを併合。18世紀以降、世界各地に植民地を建設し大帝国と称した。早くから議会政治が発達。産業革命の発祥国で、現在も工業が盛ん。人口6235万(2010)。英国。UK(United Kingdom)。
[補説]江戸時代、日本ではエゲレスと称した。また、「英吉利」とも書く。

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大辞林 第三版の解説

イギリス【英吉利】

ヨーロッパ大陸の北西方、グレートブリテン島とアイルランド島の北東部から成る、立憲君主国。正称はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国。紀元前七世紀頃よりケルト人が渡来し先住民を圧倒。ローマの支配を経て、五世紀頃から移住したアングロサクソン人がイングランドの大部分を制圧。1066年ウィリアム一世がノルマン朝を開く。一三世紀末にはウェールズを支配下におく。1603年スチュアート朝時代に、スコットランドとの同君連合を形成。1801年アイルランド島を併合(北アイルランドを除く同島の大部分は1937年エール共和国として独立)。一八世紀に世界各地に植民地を築き、一九世紀には大英帝国として黄金時代を迎えた。早くから議会政治が発達している。産業革命以来の工業国。首都ロンドン。面積24万3千平方キロメートル。人口5970万( 2005)。英国。 〔「英吉利」とも当てた〕

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精選版 日本国語大辞典の解説

イギリス【英吉利】

(Inglês)
[1] ヨーロッパ大陸の西北、ドーバー海峡をへだてて大西洋上にある立憲君主国。正称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」。略称は「連合王国」。首都ロンドン。一八世紀に大植民地を築いて大英帝国と呼称し、第一次大戦まで世界の最強国を誇った。英国。エゲレス。〔増補華夷通商考(1708)〕
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六「骨丈(だけ)で涼みたいものだと英吉利のシドニー、スミスとか云ふ人が苦しがった」
[2] 〘名〙
① 近世、江戸で用いた小形の川舟。
※俳諧・うろこがた(1678)「いぎりすとかやいふ小船に簾たれこめ」
② 「イギリススパナ」の略。
※試みの岸(1969‐72)〈小川国夫〉試みの岸「ペンチやハンマー、イギリスなどを投げ込んだ林檎箱」

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