コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

菌状息肉症 きんじょうそくにくしょうmycosis fungoides

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

菌状息肉症
きんじょうそくにくしょう
mycosis fungoides

慢性の経過をたどって死にいたる疾患で,T細胞性悪性リンパ腫の一つ。経過や症状により3~4期に分けられる。 (1) 前息肉症期 境界鮮明な慢性湿疹に似た局面性類乾癬様病変で始り,これが軽快,再発を繰返しつつ,やがて固定化する。数ヵ月より数年に及ぶ。 (2) 扁平浸潤期 上記病変が次第に浸潤し,硬く扁平に隆起,拡大する。ときに中央部が消失し,環状を呈する。 (3) 腫瘍期 初発から数年~十数年を経て扁平浸潤性局面に腫瘍形成をみる。腫瘍は球状に隆起し,独特の息肉状を呈する。やがて中央より潰瘍化し,悪液質に陥る (第4期悪液質期) 。ときに肝臓,脾臓も腫脹し,数年以内に死亡する。本症の異型に電撃型と紅皮症型がある。前者は第1,2期が短い,あるいはこれらを経ずして腫瘍形成をみるもの,また後者は紅皮症として発症し,のちに特有の腫瘍形成をみる型である。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

菌状息肉症の関連キーワード皮膚悪性リンパ腫

今日のキーワード

大義

1 人として守るべき道義。国家・君主への忠義、親への孝行など。「大義に殉じる」2 重要な意義。大切な事柄。「自由平等の大義を説く」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android