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三具足 みつぐそく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三具足
みつぐそく

仏前や仏画の掛物の前に供える,華瓶 (けびょう) ,香炉燭台をひとそろいとした総称。鎌倉時代に新興仏教が仏前供養として用いはじめ,室町時代には茶の湯でも用いられ,書院飾りの制ができて,左に花瓶,中央に香炉,右に燭台を置くようになった。寺院では須弥壇 (しゅみだん) 前に机を置き,その上に香炉を中央にして置くのが普通である。華瓶1対,燭台1対,香炉1の場合は五具足という。

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世界大百科事典 第2版の解説

みつぐそく【三具足】

仏前の供養具である花瓶,燭台,香炉の三つ道具を総称していう。しかし,室町時代には供養具の性格から離れ,鑑賞具として扱う考えが生まれる。《室町殿行幸御飾記》(1437)には三具足が床の間に三幅一対の掛物とともに飾られた記録がある。このような飾付けはやがて形式化し座敷飾として伝承されることになる。押板(床の前身)に三幅一対あるいは五幅一対の掛軸をかけ,その前に折卓(おりしよく)を置き,卓上には中央に香炉を,向かって左に花瓶を,右に鶴亀の燭台を置き合わせる。

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大辞林 第三版の解説

みつぐそく【三具足】

仏前に置く香炉・花瓶けびよう・燭台の三つの法具。三具。

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