葦簀(読み)ヨシズ

デジタル大辞泉 「葦簀」の意味・読み・例文・類語

よし‐ず【××簀/××簀】

ヨシの茎を編んで作った。よしすだれ人目や日ざしをさえぎるのに使う。 夏》「影となりて茶屋の―の中にをる/誓子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「葦簀」の意味・読み・例文・類語

よし‐ず【葦簀・葭簀】

  1. 〘 名詞 〙 葦を編んで作った簀。よしすだれ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「植木屋の下葉は萩の咲にけり〈西鶴〉 葭簀何枚風の吹しく〈昌本〉」(出典:俳諧・難波風(1678))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本文化いろは事典 「葦簀」の解説

葦簀

葦簀は、簾と同様、日光を遮りながら風を通す、非常に便利な道具です。室内からブラインドをするよりも効果は高く、現在でもよく使われています。その用途から、夏の風物詩として認識されていますが、北海道では寒さを防ぐためにも使用されていました。

出典 シナジーマーティング(株)日本文化いろは事典について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android