蒲生田岬(読み)カモダミサキ

デジタル大辞泉 「蒲生田岬」の意味・読み・例文・類語

かもだ‐みさき【蒲生田岬】

《「がもうだみさき」とも》徳島県南東部、阿南あなん市椿町にある岬。四国東端に位置し、紀伊水道をはさんで和歌山県日ノ御埼に対する。東端に高さ48メートルの灯台がある。付近アカウミガメの産卵地。室戸むろと阿南海岸国定公園に属する。

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精選版 日本国語大辞典 「蒲生田岬」の意味・読み・例文・類語

かもだ‐みさき【蒲生田岬】

  1. 徳島県東端の岬。古くは竈崎(かまどざき)といった。和歌山県日ノ御埼と対する。付近海域はアワビブリの好漁場。灯台がある。室戸阿南海岸国定公園一部。がもうだみさき。

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改訂新版 世界大百科事典 「蒲生田岬」の意味・わかりやすい解説

蒲生田岬 (かもだみさき)

徳島県東部に位置する岬。四国の東端にあたる。〈がもうだみさき〉ともいう。紀伊水道と太平洋の玄関口をなし,灯台が高さ50mの絶壁上に立つ。灯台下付近には湿原植物群落がみられ,ヒメガマ,テツホシダが自生する。浜はアカウミガメの産卵地として知られ,夏にはキャンプ場,海水浴場となり,民宿もある。対岸の椿泊とは船の便があり,国道55号線から車の入る道路も整備された。灯台は1978年より有線ロボット化され,気象データを1日24回送信する。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「蒲生田岬」の意味・わかりやすい解説

蒲生田岬
かもだみさき

「がもうだみさき」ともいう。四国最東端の岬。徳島県阿南(あなん)市に属する。東西約7キロメートルの半島の先端部で、和歌山県日ノ御埼(ひのみさき)に対して紀伊水道と太平洋を分ける。岬の東端には灯台があり、灯台下は50メートルの断崖(だんがい)となっている。灯台下の湿原植物群落にはヒメガマ、テツホシダが自生し、またキャンプの好適地。砂浜はアカウミガメの産卵地として知られる。一時、原子力発電所設置計画があったが住民の反対で解消した。防潮堤の内側に民宿や小学校がある。一帯は室戸阿南海岸国定公園に含まれる。

高木秀樹]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「蒲生田岬」の意味・わかりやすい解説

蒲生田岬
かもうだみさき

「かもだみさき」「がもうだみさき」ともいう。徳島県東部で紀伊水道に突出する四国最東端の岬。阿南市に属する。沖合い約 6kmに伊島前島がある。付近は岩礁が多くアワビ,ブリなどの好漁場。北の砂浜はウミガメの産卵地でもある。室戸阿南海岸国定公園に属する。

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世界大百科事典(旧版)内の蒲生田岬の言及

【蒲生田岬】より

…徳島県東部に位置する岬。四国の東端にあたる。〈がもうだみさき〉ともいう。紀伊水道と太平洋の玄関口をなし,灯台が高さ50mの絶壁上に立つ。灯台下付近には湿原植物群落がみられ,ヒメガマ,テツホシダが自生する。浜はアカウミガメの産卵地として知られ,夏にはキャンプ場,海水浴場となり,民宿もある。対岸の椿泊とは船の便があり,国道55号線から車の入る道路も整備された。灯台は1978年より有線ロボット化され,気象データを1日24回送信する。…

※「蒲生田岬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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