コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

蓋し ケダシ

デジタル大辞泉の解説

けだし【蓋し】

[副]
物事を確信をもって推定する意を表す。まさしく。たしかに。思うに。「蓋しその通りであろう」
(あとに推量の意味を表す語を伴って)もしかすると。あるいは。
「百(もも)足らず八十隅坂(やそくまさか)に手向けせば過ぎにし人に―逢はむかも」〈・四二七〉
(あとに仮定の意味を表す語を伴って)万が一。もしも。ひょっとして。
「わが背子し―まからば白妙の袖を振らさね見つつしのはむ」〈・三七二五〉
おおよそ。大略。多く、漢文訓読文や和漢混淆文などに用いる。
「よって勧進修行の趣、―もって斯(か)くの如し」〈平家・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

けだし【蓋し】

( 副 )
〔多く漢文訓読に用いられた語〕 かなりの確信をもって推量するさま。思うに。確かに。 「 -名言というべきだろう」
疑いの気持ちをもって推量したり仮定したりする意を表す。ひょっとして。もしかして。もしや。 「馬の音のとどともすれば松陰に出でてそ見つる-君かと/万葉集 2653」 「わが背子し-罷らば/万葉集 3725

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

蓋しの関連キーワード和漢混淆文藤岡作太郎常世の国漢文訓読膝関節万葉集緩急江口優絶燿爍庸主真味篤敬黄屋煩重

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

蓋しの関連情報