デジタル大辞泉
「薔薇輝石」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ばら‐きせき【薔薇輝石】
- 〘 名詞 〙 マンガンとカルシウムの珪酸塩鉱物。三斜晶系。淡紅色でガラス光沢がある。マンガンの鉱石としてマンガン鉱床に産し、また飾り石にも用いる。
しょうび‐きせきシャウビ‥【薔薇輝石】
- 〘 名詞 〙 珪酸マンガンを主成分とするガラス光沢の鉱物。三斜晶系。ばらきせき。〔鉱物字彙(1890)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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ばらきせき
薔薇輝石
rhodonite
一般化学組成式M5M1M2M3M4(Si5O15)で示される鉱物。準輝石のなかまで,ばら輝石族およびそのうちのばら輝石という鉱物種でもある。M5= Ca,Mn2+,M1-M3 = Mn2+,M4 = Mn2+,Fe2+。Mn2+Mn2+Mn2+Mn2+Mn2+[Si5O15]はビッティンキばら輝石(vittinkiite),CaMn2+Mn2+ Mn2+Mn2+[Si5O15]は狭義のばら輝石(rhodonite),CaMn2+Mn2+Mn2+Fe2+[Si5O15]は鉄ばら輝石(ferrorhodonite)。三斜晶系,空間群,格子定数a0.667~0.671nm, b0.762~0.768, c1.178~1.186,α105.4~105.7°, β92.3~92.5, γ93.9~94.3,単位格子中2分子含む。厚板状結晶,ふつう粒状,板状,繊維状結晶の塊状集合。ガラス光沢,劈開{110}・{}完全,{001}良好。硬度5.5~6.5。比重3.6~3.8。ピンク〜紅色。条痕白色。透明〜半透明,薄片ではほとんど無色,二軸性正,屈折率α1.711~1.738, β1.715~1.741, γ1.724~1.751,2V 60~80°。光分散v > r弱。準輝石の一種で,外観はパイロクスマンガン石と酷似。変成マンガン鉱床中にきわめてふつうに産し,石英・テフロ石・満ばんざくろ石・ヨハンセン輝石・バスタム石などと共存。また,熱水性金属鉱脈中,接触交代鉱床中などにもしばしば見られる。日本では,岩手県野田玉川鉱山・栃木県加蘇鉱山などが産地として有名。名称は特徴的な色をもっていることから,「バラ」を意味するギリシア語に由来。
執筆者:松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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