蚤の市(読み)ノミノイチ

デジタル大辞泉 「蚤の市」の意味・読み・例文・類語

のみ‐の‐いち【×蚤の市】

《〈フランスmarché aux pucesパリの北隅、クリニャンクール門から北へサントゥアン門までの路上に、毎週土・日・月曜日に立つ古物の露店市。転じて、一般に古物市をいう。
[類語]市場河岸バザールマーケット取引所朝市競り市年の市草市バザーフリーマーケットガレージセール

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改訂新版 世界大百科事典 「蚤の市」の意味・わかりやすい解説

蚤の市 (のみのいち)

古道具古着を売る露天市。フランス語marché aux puces訳語で,一般にはパリのポルト・ド・クリニャンクールPorte de Clignancourtで毎週土~月曜に開かれるものが知られているが,古くは多くの市門のたもとで市が開かれ,現在もクリニャンクールのほかポルト・ド・サントゥアンPorte de Saint-Ouen,ポルト・デ・リラPorte des Lillasなどの市がある。蚤の市ということばは19世紀末から使われ,ノミがわくような古物を売るというほどの意味であろう。パリにはほかにも小鳥切手人形など特定の品をあつかう市が曜日により,あるいは季節によって開かれている。
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百科事典マイペディア 「蚤の市」の意味・わかりやすい解説

蚤の市【のみのいち】

パリのモンマルトル地区北部,ポルト・ド・クリニャンクールにある中古品の市。土〜月曜日に開催。古くから各地の市門のたもとで開かれていた市の名残りで,ノミがわくような古物を売るところから,19世紀末ごろからこの名があるという。同様のものは各国にみられる。
→関連項目フリーマーケット

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