改訂新版 世界大百科事典 「行縢山」の意味・わかりやすい解説
行縢山 (むかばきやま)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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宮崎県北部、延岡市(のべおかし)北西部にある山。中腹絶壁に落差80メートルの行縢ノ滝がかかる。標高830メートルの花崗斑岩(かこうはんがん)の岩山で、東西に切り立った断崖(だんがい)が連なる。行縢山の形成は第三紀中新世で、北西部の大崩山(おおくえやま)花崗岩体の上昇に伴う割れ目に花崗斑岩が貫入したものである。この岩脈は西から東に丹助(たんすけ)岳、矢筈(やはず)岳、比叡(ひえい)山、行縢山、可愛(えの)岳と続き、いずれも険しい山容である。山は西の雄(お)岳、東の雌(め)岳(799メートル)に分かれ、中間に滝がかかる。延岡市の近郊にあってバスの便もあり、市民の行楽地となっている。祖母傾国定公園(そぼかたむきこくていこうえん)に属する。なお、行縢は古代乗馬用の皮脚絆(かわきゃはん)で、形が山容に似るため、名づけられたという。
[横山淳一]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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