デジタル大辞泉
「衣鉢を継ぐ」の意味・読み・例文・類語
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出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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衣鉢を継ぐ
師から、その道の奥義を受け継ぐこと。また、前人の事業などを受け継ぐこと。
[使用例] 昨夜よりつくづく眺めて参ったが、亡き柳生十兵衛が衣鉢を継ぐほどの者、当然とは申しながら、よう切ってある[五味康祐*柳生天狗党|1969]
[由来] 「衣」は、僧が着る袈裟。「鉢」は、僧が托鉢のときに用いる鉢。「[旧唐書]―神秀伝」に、禅宗の開祖、達磨大師は、「衣鉢有りて記と為し、世々付授す(袈裟と鉢とを禅の奥義を得た印として、代々伝えることにした)」とあります。ここから、仏教の奥義を師匠が弟子に伝えることを「衣鉢を伝える」といい、他の分野でも用いられるようになりました。
[解説] 「衣鉢」は「えはつ」とも読みます。
〔異形〕衣鉢を伝える/衣鉢を受ける。
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報
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