デジタル大辞泉 「行跡」の意味・読み・例文・類語 ぎょう‐せき〔ギヤウ‐〕【行跡/行×迹】 1 人がおこなってきた事柄。こうせき。2 行状。身持ち。こうせき。[類語]行動・行おこない・振る舞い・行為・挙きょ・活動・動き・所行しょぎょう・言動・言行げんこう・行状ぎょうじょう・沙汰 こう‐せき〔カウ‐〕【行跡/行×迹】 「ぎょうせき(行跡)」に同じ。「貴ぶ処は祖師の―なり」〈太平記・二四〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「行跡」の意味・読み・例文・類語 こう‐せきカウ‥【行跡】 〘 名詞 〙① おこなってきた事柄。ふるまい。行為。ぎょうせき。[初出の実例]「有りつる御行跡ども、くはしく語り申しければ」(出典:保元物語(1220頃か)中)[その他の文献]〔漢書‐鄒陽伝〕② みもち。行状。品行。ぎょうせき。[初出の実例]「その中にも行跡うたがはしく、貞節おろそかなるたぐひは」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)③ 通ったあと。あしあと。[初出の実例]「紅葉門深行跡断、四壁虚中多二苦辛一」(出典:本朝文粋(1060頃)一・貧女吟〈紀長谷雄〉)[その他の文献]〔韋応物‐寄全椒山中道士詩〕 ぎょう‐せきギャウ‥【行跡】 〘 名詞 〙 行なってきた事柄。行状。→こうせき(行跡)。[初出の実例]「むかしの貴人の衣食にふけりて人品行跡(ギャウセキ)も分量より上(かみ)を上をと学ぶ事は」(出典:談義本・世間万病回春(1771)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「行跡」の読み・字形・画数・意味 【行跡】こう(かう)せき 行為・生活の迹。〔水経注、泗水〕初四年、曹操、徐州を攻めて之れを破り、~其の男女十を(ほふ)る。泗水之れが爲にれず。是れより數縣、人、行跡無し。亦た暴と爲す。字通「行」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報