表成岩(読み)ひょうせいがん(その他表記)supracrustal rock

最新 地学事典 「表成岩」の解説

ひょうせいがん
表成岩

exogenetic rock

岩石火成岩堆積岩変成岩に三大別する方法に対して,内成岩と表成岩に二分する立場で用いられる用語。英語のexogenetic rockは地表に由来し,そこで生成する岩石の意で堆積岩を意味するが,特殊な用法では化学的沈殿岩などを表成岩から除外している。ドイツ語のsuperkrustales Gesteinは地表で固結した岩石を意味し,火成岩のうち地表に噴出した火山岩は表成岩に含められる。堆積岩(地層)はしばしば火山岩を間に挟み,これと伴うので,堆積盆地の構造的発展や岩体の空間的関係を取り扱う場合には,火山岩を含めた表成岩としたほうが便利。日本語の表成岩はこれに相当。

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参照項目:内成岩

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「表成岩」の意味・わかりやすい解説

表成岩
ひょうせいがん
supracrustal rock

地球表面に働く地質営力によって生成する岩石を、地質学的にとらえたもの。内成岩に対応する。地表に働く営力は、岩石の風化作用、削剥(さくはく)作用、砕屑(さいせつ)物の運搬・堆積(たいせき)作用で、それによって生成するのは主として堆積岩である。マグマが地表に噴出して生成する火山岩や火山砕屑岩、とくに後者は表成岩に含められることが多い。表成岩の大きな特徴は、第一に地層をつくることであり、第二にはしばしば化石を含むことである。なお、岩石を内成岩と表成岩とに二大別することは、地質営力論的には合理的な面もあるが、現在ではほとんど行われない。

[橋本光男]

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