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製品差別化 せいひんさべつか product differentiation

翻訳|product differentiation

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

製品差別化
せいひんさべつか
product differentiation

企業が自社製品に対して,競合製品との差異を強調し,市場における優位性を確保するために行う企業戦略の一つ。製品自体の品質や性能を変更することにより競合製品と差別をつけようとする方法,製品それ自体には競合製品との差別をつけず,その製品に対する買手のイメージや信頼度を高めて差別化する方法などがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

せいひんさべつか【製品差別化 product differentiation】

製品分化ともいわれる。同一の産業に属する企業の製品であっても,さまざまな点で異なっている場合がある。たとえば自動車は,性能,デザイン,イメージなど,さまざまの点で各社の製品は異なっている。このように,ある売手の製品が他の売手の製品と,性質・性能,イメージ,付帯サービス立地条件などの点で異なっており,他の売手の製品よりも価格が高くてもこの売手の製品を買う買手が存在する場合,製品は差別化されているという。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

製品差別化
せいひんさべつか
product differentiation

自社の製品に対し競合製品と識別させるために価格以外の特異性を与え、顧客に自社製品の優越性を認識させてその購買へと誘導し、競争上の優位を得ようとするマーケティング戦略の一つ。非価格競争のための代表的戦略であり、自動車、家電製品カメラ、時計など最終消費財としての機械製品に典型的にみられる。特異性を与える方法としては、商標(ブランド)、デザイン、包装、販売条件、サービス、のれん、店舗の位置や雰囲気など、製品の無差別性を失わせ、特異性を印象づけるものが利用されるが、もっとも重要なものは、広告・宣伝による商標の浸透である。この場合、広告・宣伝には、テレビラジオ、新聞、雑誌、ダイレクト・メール、屋外看板、車内広告など、あらゆるメディアが動員される。いったん差別化に成功すれば、その部分、市場に対しては強い市場支配力をもちうるから、収益力は当然に向上することになる。[森本三男]

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世界大百科事典内の製品差別化の言及

【市場】より

…ノウ・ハウや技術的に大規模な固定設備が参入障壁をつくり自由競争を限定することもある。あるいは,ブランドや包装紙,実用面ではほとんど違いをもたらさない装飾上での特徴づけ,これらを製品差別化とよぶが,これによって自由競争からわずかでもまぬがれて,価格に対して支配力をもつ企業が存在する。さらには労働賃金のように明らかに経験的に価格の下方硬直性をもつ商品が存在する。…

【市場構造】より

…したがって市場構造として集中度を観察することは,企業の市場行動と市場成果への構造の影響を分析する有力な手がかりを与える。第2に,製品差別化が市場構造要因として採り上げられる。製品差別化は,消費者が個別の企業あるいはその製品に対して,特定の嗜好あるいはグッドウィルを持っている状態を指すものである。…

【製品計画】より

…ここでいう製品とは,企業が市場に提示する消費者ニーズ充足のための媒体であり,有形の物理的実体だけでなく,それに基づく心理的訴求をも含む包括的概念である。消費者の多様なニーズに対応して,実体的および心理的に異なるさまざまな製品が市場に提供される現象は,製品差別化と呼ばれているが,製品計画は製品差別化のもとで差別的優位性を追求する企業行動の基本的枠組みを規定するものである。 製品の峻別可能な最小単位は製品アイテムと呼ばれる。…

【独占】より

…また,多くの消費財産業で,顧客誘引の手段として用いられる宣伝広告やモデル・チェンジの費用が,弱小企業や潜在的参入者には過大な負担となり,既存大企業の市場占有率が上昇を続ける傾向がみられる。これを製品差別化といい,市場規模の拡大した今日では,参入障壁の形成要因のうちでもとくに重要度が高まった。
[独占企業の行動]
 独占力をもつ企業は,競争的環境に置かれた企業とは異なるさまざまな行動をとる。…

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