見取り(読み)ミトリ

デジタル大辞泉 「見取り」の意味・読み・例文・類語

み‐とり【見取り】

見取ること。見て知ること。また、見て写し取ること。「見取り芸(=見て覚えた芸)」
(「看取り」とも書く)病人そばにいて、いろいろと世話をすること。看病。また、その人の臨終に付き添うこと。
つとめて俊三の傍に―して居たが」〈木下尚江良人の自白
江戸時代、やせた土地や開発後間もない新田などで収穫が不安定な場合、石高をつけずに、坪刈りをして納米高を決めたこと。
見取り小作」の略。

み‐どり【見取り】

見て多くのものの中から選び取ること。「より取り見取り
歌舞伎人形浄瑠璃で、通し狂言にせず、見所のある幕・段を選び集めて上演すること。宝暦(1751~1764)ごろに始まり、歌舞伎で明治以後、人形浄瑠璃で昭和以後に主流となった。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 小作 自白 狂言

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む