デジタル大辞泉 「見取り」の意味・読み・例文・類語 み‐とり【見取り】 1 見取ること。見て知ること。また、見て写し取ること。「見取り芸(=見て覚えた芸)」2 (「看取り」とも書く)病人のそばにいて、いろいろと世話をすること。看病。また、その人の臨終に付き添うこと。「力つとめて俊三の傍に―して居たが」〈木下尚江・良人の自白〉3 江戸時代、やせた土地や開発後間もない新田などで収穫が不安定な場合、石高をつけずに、坪刈りをして納米高を決めたこと。4 「見取り小作」の略。 み‐どり【見取り】 1 見て多くのものの中から選び取ること。「より取り見取り」2 歌舞伎・人形浄瑠璃で、通し狂言にせず、見所のある幕・段を選び集めて上演すること。宝暦(1751~1764)ごろに始まり、歌舞伎で明治以後、人形浄瑠璃で昭和以後に主流となった。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by