覚ます(読み)サマス

デジタル大辞泉 「覚ます」の意味・読み・例文・類語

さま・す【覚ます/醒ます】

[動サ五(四)]
眠っている状態から意識のはっきりした状態に戻す。「目を―・す」「眠気を―・す」
酒の酔いをなくす。「風にあたって酔いを―・す」
迷っている心を正常な状態にする。迷いを解く。「青少年の迷いを―・す」
[可能]さませる
[類語]起床離床寝覚め目覚め寝起き朝起き早起き起きる目覚める覚醒かくせいする目を覚ます目が覚める覚める起こす

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精選版 日本国語大辞典 「覚ます」の意味・読み・例文・類語

さま・す【覚・醒】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 眠りから目をさめさせる。
    1. [初出の実例]「睡を解(サマサ)むと欲(す)るをば除く」(出典:石山寺本大般涅槃経平安初期点(850頃)一二)
  3. 迷いを正常な状態にもどるようにする。悟らせる。
    1. [初出の実例]「薬師求む良き人求む佐麻佐(サマサ)むがために」(出典:仏足石歌(753頃))
    2. 「思ひ慰まん方ありてこそ、悲しさをもさます物なめれ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)椎本)
  4. 酒の酔いを消す。
    1. [初出の実例]「ヨイヲ samasu(サマス)」(出典:日葡辞書(1603‐04))

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