デジタル大辞泉
「目を覚ます」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
め【目】 を 覚(さ)ます
① 眠っている状態から起きる。目ざめる。また、眠らないでいる。
※
古今(905‐914)
秋上・二一四「
山里は秋こそことにわびしけれ鹿のなくねにめをさましつつ〈
壬生忠岑〉」
② びっくりする。意外なことにあって驚く。
※
曾我物語(南北朝頃)一「雲ふきたつる
山風の、松と桜に音たてて、鳥もおどろく梢かと、諸人、めをこそさましけれ」
③
意識を正しく呼びおこす。迷っているのを正しい道にもどす。
※松翁道話(1814‐46)一「其やうな寝とぼけたものの目を覚ましてやらんと」
④ 何かがきっかけとなって、それまで気がつかないでいた
本心や
現状などを自覚する。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報