角度定規(読み)カクドジョウギ(英語表記)bevel protractor

デジタル大辞泉 「角度定規」の意味・読み・例文・類語

かくど‐じょうぎ〔‐ヂヤウギ〕【角度定規】

工作物などの角度を測定する器具。測定物を挟む2本のアームと、その角度を示す目盛り円盤とからなる。

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精選版 日本国語大辞典 「角度定規」の意味・読み・例文・類語

かくど‐じょうぎ‥ヂャウギ【角度定規】

  1. 〘 名詞 〙 工作物などの角度を直接測定する器具。基準エッジと可動エッジの間に被測定物をはさみ、目盛り円盤の目盛りを読みとるもの。バーニアを用いて五分まで読むことができる。万能分度器

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改訂新版 世界大百科事典 「角度定規」の意味・わかりやすい解説

角度定規 (かくどじょうぎ)
bevel protractor

物体の2面間の角度を,それらの面に腕をあて,目盛円板で読み取る測定器である。図は工業用機械的角度定規で,ストックブレードに被測定面をあてて目盛を読み取る。小さい角度の場合,鋭角アタッチメントを使用する。ストックは目盛円板に,ブレードは1/12のバーニヤの目盛をもつタレットに取り付けられている。ガラス製目盛円板を拡大鏡,または顕微鏡によって読み取る光学的角度定規も用いられる。いずれも最小読取値は5分のものが広く用いられている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「角度定規」の意味・わかりやすい解説

角度定規
かくどじょうぎ

角度を測定するのに用いられる定規。任意の角を測定するもっとも簡単なものは分度器であるが、さらに正確に測定したいときに用いられるのが角度定規である。ベース・プレート、ストレート・エッジと目盛り板よりなっている。ベース・プレートは目盛り板と一体で、ストレート・エッジは目盛り板の中心の周りを回転する。ベース・プレートを固定し、ストレート・エッジを回転させたとき、二つの間の角度を目盛り板の目盛りで読み取ることができる。回転角はバーニヤを用いて5分(ふん)まで読むことができる。工作機械に用いられている割出し台品物を固定する回転台があり、回転角は1分(ぷん)読みである。このほか光学的に角度を2秒程度まで読むことのできる光学的角度定規もある。

[中山秀太郎]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「角度定規」の意味・わかりやすい解説

角度定規
かくどじょうぎ

測角器」のページをご覧ください。

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