詞場(読み)シジョウ

デジタル大辞泉 「詞場」の意味・読み・例文・類語

し‐じょう〔‐ヂヤウ〕【詞場】

詩文などを作るところ。また、詩人文人社会文壇
対策及第して、自ら―に桂を折り給ふ」〈太平記一二

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精選版 日本国語大辞典 「詞場」の意味・読み・例文・類語

し‐じょう‥ヂャウ【詞場・詩場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 詩文などをつくるところ。また、詩人や文学者などの社会。文壇。詞林
    1. [初出の実例]「若無惟月恩光至、筆路詩場定寂寥」(出典:江吏部集(1010‐11頃)上・月下即事)
    2. [その他の文献]〔王勃‐益州夫子廟碑〕
  3. 古く、進士(しんし)の試験場。
    1. [初出の実例]「しかはあれども、なほ桂林の一枝、昆山之斤玉のごとしと申せり。詞場折桂これよりはじまれり」(出典:蒙求和歌(1204)一〇)

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普及版 字通 「詞場」の読み・字形・画数・意味

【詞場】しじよう(ぢやう)

文壇。唐・趙〔李秘書に贈る〕詩 閣(うんかく)(書斎)を將(もっ)て科第(科挙)を輕んずること(なか)れ 須(すべか)らく詞場第一人と作(な)るべし

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