デジタル大辞泉 「詳らか」の意味・読み・例文・類語 つまびら‐か【▽詳らか/▽審らか】 [形動][文][ナリ]《「つばひらか」の音変化。古くは「つまひらか」》くわしいさま。物事の細かいところまではっきりしているさま。「―な事情」「内容を―にする」[類語]詳しい・細かい・詳細・詳密・精細・明細・克明・事細か・子細に・具つぶさに・逐一・細大漏らさず つばひら‐か【▽詳らか/▽審らか】 [形動ナリ]「つまびらか」に同じ。「右大臣の申さるる旨ことに―なりとて、それをぞ用ひられける」〈文明本愚管抄・五〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「詳らか」の意味・読み・例文・類語 つまびら‐か【詳か・審か】 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「か」は接尾語。古くは「つばひらか」 ) 物事の有様などを細部にわたって認め得るさま。ことこまかなさま。くわしいさま。また、物事の状態などがはっきりわかっているさま。つばら。つばらか。つぶさ。委曲。委細。[初出の実例]「天皇即ち、道臣命を遣して其の逆(さか)ふる状(かたち)を察(みせ)たまふ、時に、道臣命、審(ツマヒラカ)に賊害(あたなふ)心有ることを知りて」(出典:日本書紀(720)神武即位前戊午年八月(北野本訓)) つばひら‐か【詳か・審か・委か】 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「か」は接尾語 ) =つまびらか(詳━)[初出の実例]「委(ツハヒラカ)」(出典:法華文句平安初期点(830頃))「右大臣の申さるる旨ことにつはひらか也とて、それをぞ用ひられける」(出典:愚管抄(1220)五) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例