(読み)ショウ

デジタル大辞泉 「詳」の意味・読み・例文・類語

しょう【詳】[漢字項目]

常用漢字] [音]ショウ(シャウ)(漢) [訓]くわしい つまびらか
細かいところまで行き届いている。くわしい。「詳解詳細詳述詳報詳密詳論
くわしく調べがついている。「不詳未詳
[名のり]つま・みつ

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精選版 日本国語大辞典 「詳」の意味・読み・例文・類語

しょうシャウ【詳】

  1. 〘 名詞 〙 くわしいこと。つまびらかであること。詳細。
    1. [初出の実例]「其詳を見るに足れり」(出典:文芸類纂(1878)〈榊原芳野編〉三)
    2. [その他の文献]〔孟子‐万章・下〕

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普及版 字通 「詳」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 13画

[字音] ショウ(シャウ)・ヨウヤウ
[字訓] つまびらか・くわしい

[説文解字]

[字形] 形声
声符は羊(よう)。羊に庠・(祥)(しよう)の声がある。〔説文〕三上に「審(つまび)らかに議するなり」という。吉凶の兆をといい、そのことを審らかにすることを詳という。〔詩、風、牆有茨〕「中の言(引きのむつごと)は 詳らかにすべからず」の詳を、〔韓詩〕に揚に作る。その音が近かったのであろう。それで詳を佯に仮借することがある。

[訓義]
1. つまびらか、つまびらかにする。
2. くわしい、そなわる、つくす。
3. 祥と通じ、よい。
4. 佯と通じ、いつわる。

[古辞書の訓]
名義抄〕詳 ツバヒラカニ・イツハル・アキラカニ 〔立〕詳 ツバビラカニ・イツハル・アキラカ・ツブサニ

[語系]
詳・ziangは同声。佯・陽jiangは声近く、ともに表面をいつわる意があり、その音で通用する。

[熟語]
詳備詳閲・詳雅・詳解詳覈・詳核・詳詳議詳究詳刑・詳計・詳言・詳細・詳察詳悉詳釈・詳述詳叙詳恕・詳章詳審・詳慎詳尽詳晰・詳説詳択・詳断詳緻・詳当詳覆・詳文・詳平・詳弁・詳報・詳密・詳明・詳覧・詳略・詳料詳練・詳録・詳論・詳狂・詳
[下接語]
安詳・閑詳・寛詳・研詳・審詳・精詳・詳・不詳・未詳

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