詳録(読み)ショウロク

デジタル大辞泉 「詳録」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ろく〔シヤウ‐〕【詳録】

[名](スル)くわしく記録すること。また、その記録。「会議内容詳録する」
[類語]記録筆録採録登録記載実録実記記事手記ドキュメント録する書きとどめるめる控える書き付ける控える

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「詳録」の意味・読み・例文・類語

しょう‐ろくシャウ‥【詳録】

  1. 〘 名詞 〙 こまかなことまでくわしく書きしるすこと。また、そのもの。細録。
    1. [初出の実例]「遣恨終篇。不詳録」(出典:江吏部集(1010‐11頃)上・五月五日陪内相府池亭同賦雲峰入夏池応教詩一首)
    2. 「彼のくだくだしき事実をさへ数々詳録(ショウロク)なせばなるべし」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
    3. [その他の文献]〔漢書‐東方朔伝賛〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「詳録」の読み・字形・画数・意味

【詳録】しよう(しやう)ろく

詳しく記録する。〔漢書、東方朔伝賛〕後世好事の、因りて奇言怪語を取りて、之れをに附着す。故に詳しくしたり。

字通「詳」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android