諏訪頼水(読み)すわよりみず

改訂新版 世界大百科事典 「諏訪頼水」の意味・わかりやすい解説

諏訪頼水 (すわよりみず)
生没年:1570-1641(元亀1-寛永18)

江戸初期の武将。初代諏訪(高島藩主通称小太郎。因幡守。頼忠の長子。1578年(天正6)から9年間諏訪上社大祝(おおほうり)を務めた。82年父とともに徳川家康に属し,90年小田原征伐に従軍,武蔵国内に1万2000石で封ぜられ,92年(文禄1)上野国惣社に転封。1600年(慶長5)の関ヶ原の戦では徳川秀忠に従い真田昌幸のこもる上田城を攻めた。翌年旧領の信州諏訪郡に2万7000石で復帰し,大坂の陣では甲府城を守った。18年(元和4)筑摩郡のうちに5000石を加増された。諏訪湖岸の干拓や原山新田の開発などを行い,藩政の確立につとめた。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「諏訪頼水」の解説

諏訪頼水 すわ-よりみず

1571*-1641 織豊-江戸時代前期の大名
元亀(げんき)元年12月23日生まれ。諏訪頼忠(よりただ)の長男関ケ原戦いで徳川秀忠にしたがい,信濃(しなの)(長野県)上田城攻めにくわわる。慶長6年上野(こうずけ)(群馬県)総社(そうじゃ)より本領信濃諏訪に復帰,高島藩主諏訪家初代となる。2万7000石,のち3万2000石。寛永18年1月14日死去。72歳。通称は小太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「諏訪頼水」の解説

諏訪頼水 (すわよりみず)

生年月日:1571年12月23日
安土桃山時代;江戸時代前期の大名
1641年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android