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賀茂保憲女 かものやすのりのむすめ

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百科事典マイペディアの解説

賀茂保憲女【かものやすのりのむすめ】

平安中期,10世紀後半の歌人。生没年不詳。慶滋保胤(よししげのやすたね)の姪。自撰家集に《賀茂保憲女集》があり,勅撰集にも《拾遺和歌集》《新古今和歌集》に〈よみ人知らず〉で1首ずつ,《風雅和歌集》以下に3首入集する。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

賀茂保憲女 かもの-やすのりの-むすめ

?-? 平安時代中期の歌人。
慶滋保胤(よししげの-やすたね)の姪(めい)。家集「賀茂保憲女集」は「鴨女集」「賀茂女集」ともいわれ,正暦(しょうりゃく)4年(993)または長徳4年(998)ごろの成立で,長文の序と四季・恋・雑の部からなり,短歌209首,長歌1首がおさめられている。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

賀茂保憲女

生年:生没年不詳
平安中期の歌人。10世紀の陰陽家賀茂保憲の娘で,『賀茂保憲女集』(別名『鴨女集』)の作者としてのみ知られる。この家集は序文と四季,恋,雑に部立された短歌,長歌から成り,長大な序文にはひどい疱瘡を病んだ自らの不幸な人生を自照し,それを和歌に昇華させていった経緯が,和歌的修辞と対句を用いた文体で連綿と綴られている。家集の序ではあるが,むしろ日記,随筆の類として位置づけられるべきであろう。宮廷や権門の歌壇と無縁に生き,独特の社会観,芸術観を持ち,伝統的な型にはまりきらぬ個性的な歌作を残した。詠歌に「年毎に人はやらへど目に見えぬ心の鬼はゆくかたもなし」などがある。<参考文献>岡一男『古典の再評価』

(中周子)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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