デジタル大辞泉
「人間論」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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人間論 (にんげんろん)
An Essay on Man
イギリスの詩人ポープによる哲学詩。1733-34年刊。古典詩の一つの重要な形式としての書簡体を選び,親友ボリングブルックにあてた形式をとり,4部に分かれる。〈人間研究こそ正しき知識の目標〉と断言して,理性的宇宙秩序の中に置かれた人間存在を考察する。英雄対韻句をみごとに駆使するが,18世紀合理主義の楽天性,思想的平板さは否定できない。
執筆者:川崎 寿彦
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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人間論
にんげんろん
An Essay on Man
イギリスの詩人 A.ポープの思想詩。 1733~34年に,初め匿名で出版された。ボリングブルック卿にあてた4つの書簡詩という形式をとり,詩型はヒロイック・カプレット。第1書簡では人間と神および宇宙との関係を説き,「存在の連鎖」の思想を述べる。第2書簡は人間の本性,その心理的特色を述べ,理性と欲望の調和を説く。第3書簡は人間と社会との関係を取上げ,社会が原始状態から文明へと発展する姿を跡づける。やや遅れて出た第4書簡は幸福とは何かを論じている。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の人間論の言及
【エルベシウス】より
…学問研究に専念する一方,ボレの住民のために靴下のマニュファクチュアを作った。主著は《精神論》(1758)と《人間論》(1772)である。前者は,国王の印刷許可をえて出版されたが,ジャンセニストとイエズス会士の攻撃にさらされ,国王の顧問会議から発売禁止処分を受けて,エルベシウスは自説の撤回を余儀なくされた。…
※「人間論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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