精選版 日本国語大辞典「賭」の解説
ずく づく【賭】
[補注]仮名づかいには問題があるが、「色葉字類抄」の「賭 スク 博弈賭」と関係あるか。
と‐・する【賭】
〘他サ変〙 と・す 〘他サ変〙 かけごとに出す。かけものにする。かける。また、ある目的のために犠牲にする覚悟をもつ。
※倫敦消息(1901)〈夏目漱石〉三「我下宿の主人公は其尨大なる身体を賭してかの小冠者差配と雌雄を決せんとしつつある」
の・る【賭】
〘他ラ四〙 物品を賭(か)けて勝負を争う。賭ける。
※続詞花(1165頃)戯咲「人のたはぶれをしてかたみにのりなどして後〈略〉はる駒ののるをくるしと思ふにや」
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