ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「赤木正雄」の意味・わかりやすい解説
赤木正雄
あかぎまさお
[没]1972.9.24. 東京,杉並
行政官,政治家。1914年東京帝国大学農科大学林学科卒業。内務省,農商務省在職中,瀬田川,吉野川(四国),淀川,および立山山系,飛騨山系など全国で砂防工事を指導した。1923年休職してオーストリアに 2年間留学し,近代的な砂防技術を習得した。1935年全国治水砂防協会を創設,国土の保全と開発につながる治水機構の確立に貢献し,「砂防の父」「砂防の神様」と呼ばれた。退官後の 1942年貴族院議員,1947~56年参議院議員。1971年文化勲章受章。
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