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踏歌節会 とうかのせちえ

大辞林 第三版の解説

とうかのせちえ【踏歌節会】

平安時代、宮廷で、天皇が踏歌を見物した後、五位以上の者を招いて開いた宴。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

踏歌節会
とうかのせちえ

正月14、16日に行われた宮廷行事。歌の上手な男女を集めて、年始めの祝詞を歌い、舞わせた。大極殿、清涼殿に天皇が出御し、14日が男(おとこ)踏歌、16日が女(おんな)踏歌とされていた。いずれも天皇の長久と、その年の豊穣(ほうじょう)を祈るのを目的とした。
 女踏歌は内教坊(宮中の歌舞を教習するところ)の舞妓(まいこ)40人、中宮・東宮の舞妓あわせて4人または6人が内庭に並んで四角に舞いながら3周して天皇の前に進み、祝詞および歌曲を奏する。
 男踏歌は、天皇の前で舞踏ののち、京の町中を回り、大臣の家の水駅(みずうまや)で休息し、湯漬けをいただき、夜明けまで回るのが特徴であったが、983年(永観1)に終わり、女踏歌だけが平安時代末まで盛んに行われた。もっとも、男踏歌は宮中では早くに絶えたものの、名古屋の熱田(あつた)神宮などでは現在でも正月の行事として残っている。[山中 裕]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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