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軽度発達障害児の教育 けいどはったつしょうがいじのきょういく

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知恵蔵2015の解説

軽度発達障害児の教育

LD、ADHD高機能自閉症の子どもたちが「特別支援教育」の対象となり、学校教育における取り組みがなされるようになる。独特な物事の認知の仕方や表現・行動により、周囲から理解されず、いじめや叱責(しっせき)の対象となることもあり、二次的障害として自信喪失・自己否定感をもつことも少なくない。LDは学齢期になって明らかになり、ADHDは集団生活の中で問題化する。高機能自閉症児にとっても、他者に対する関心が高まる学齢期は大切な時期である。『LD・ADHD・高機能自閉症の子どもの指導ガイド』(国立特殊教育総合研究所)など関連著書が出版されるようになる。聴覚あるいは視覚からの情報が苦手な子ども、集中の難しい子ども、状況の理解が難しい子どもなどに対して、具体的な工夫が必要で、指導法の研究・啓蒙(けいもう)、指導者の育成が重要である。精神医学的には、高機能自閉症とADHDの鑑別が大切である。同じような多動・不注意を示した場合でも、ADHD児は、落ち着いている時には、対人関係は比較的スムーズであるが、高機能自閉症児は、対人関係・コミュニケーション・認知様式の問題があるので、それを踏まえての対応が必要である。

(田中信市 東京国際大学教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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