デジタル大辞泉
「軽忽」の意味・読み・例文・類語
けい‐こつ【軽×忽】
[名・形動]
1 軽々しく、そそっかしいこと。また、そのさま。きょうこつ。
「斯の如き―蕪漫なる記者御遣わしの義は謝絶致し候」〈魯庵・社会百面相〉
2 なおざりにすること。軽視すること。
「いよいよ信仰の事の―に附す可からざると思ったのである」〈蘆花・思出の記〉
きょう‐こつ〔キヤウ‐〕【▽軽×忽/▽軽骨】
[名・形動]
1 かるがるしいこと。軽はずみなこと。また、そのさま。けいこつ。
「忽ちきゃっきゃっと―な声を発し」〈二葉亭・浮雲〉
2 ばかげたこと。とんでもないこと。また、そのさま。
「なう―や、この年になって恋をするものか」〈虎明狂・枕物狂〉
3 軽くみること。軽蔑すること。
「公家の成敗を―し」〈太平記・二一〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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きょう‐こつキャウ‥【軽忽・軽骨】
- 〘 名詞 〙 ( 「きょう」は「軽」の呉音 )
- ① ( 形動 ) かるがるしく不注意なこと。落ち着きがなく、そそっかしいこと。かるはずみ。粗忽。軽率。けいこつ。
- [初出の実例]「事極軽忽、上下側目云云」(出典:小右記‐永延二年(988)九月一七日)
- 「『モシおいらんへ、とんだ事がおざりィす。早くお出なんし、はやくはやく』『ヱヱモウ、きゃうこつな。なんでおす。ばからしい』」(出典:洒落本・松登妓話(1800)二)
- ② ( 形動 ) 人の様子や人柄が軽はずみで頼りにならないようにみえること。
- [初出の実例]「此の人の体軽骨(キャウコツ)也。墓々敷(はかばかしく)日本の主とならじとて」(出典:源平盛衰記(14C前)二二)
- ③ ( 形動 ) 他人から見て軽はずみで不注意に見えると思われるような愚かなこと。とんでもないこと。笑止。
- [初出の実例]「中中不足言ともあまり軽忽なほどに物語ぞ」(出典:三体詩幻雲抄(1527))
- 「此かさたためと有ければ、なふきゃうこつや是程ふるあめにといへば」(出典:浄瑠璃・凱陣八島(1685頃)一)
- ④ ( 形動 ) 気の毒なこと。
- [初出の実例]「あら軽忽や児わ何を泣給ふぞ」(出典:幸若・満仲(室町末‐近世初))
- ⑤ ( ━する ) おろそかに扱うこと。軽蔑すること。
- [初出の実例]「如二当寺戒牒一、既請二官印一、何以軽忽」(出典:類聚三代格‐二・貞観一六年(874)四月一五日)
- 「公家の成敗を軽忽(キャウコツ)し、山門の鬱陶を嘲哢したる翔(ふるまひ)也」(出典:太平記(14C後)二一)
けい‐こつ【軽忽】
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) かるがるしく不注意なこと。かろがろしくそそっかしいこと。また、そのさま。粗忽。軽率。きょうこつ。
- [初出の実例]「両人の相論けいこつにして見ぐるしし」(出典:浄瑠璃・鎌倉尼将軍(1711‐12)一)
- 「我れ短慮軽忽(ケイコツ)の処為、此人の罪罪ならず」(出典:うもれ木(1892)〈樋口一葉〉三)
- [その他の文献]〔漢書‐孔光伝〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「軽忽」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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