コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

輝緑凝灰岩 きりょくぎょうかいがんschalstein

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

輝緑凝灰岩
きりょくぎょうかいがん
schalstein

多少変質した塩基性凝灰岩。粘板岩,千枚岩とともに地層をつくる緑色岩は,肉眼的には輝緑凝灰岩と呼ばれ,顕微鏡観察で火成岩であれば,変輝緑岩 metadiabaseなどと命名することがある。厳密な意味の岩石名として用いられることはほとんどない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

きりょく‐ぎょうかいがん〔‐ギヨウクワイガン〕【輝緑凝灰岩】

古い時代の玄武岩塩基性凝灰岩が変質したもの。緻密(ちみつ)で、赤褐色暗緑色のものが多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

輝緑凝灰岩【きりょくぎょうかいがん】

シャールスタインとも。変質した苦鉄質の火山岩火山砕屑岩を意味する言葉だが,今日では厳密な意味の岩石名としては用いない。日本では主に中〜古生代同種の岩石に対して用いられた。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

岩石学辞典の解説

輝緑凝灰岩

シャルスタインのschalとは平な(flat)のことで,平盤状の岩石を意味し,塩基性火成岩あるいは凝灰岩がさらに変化したものである.この中には変朽安山岩や枕状熔岩などが含まれることがある.古いドイツの語で,元来は輝緑岩質凝灰岩(diabase tuff)あるいは変質した輝緑岩に用いられたが,その後はドイツの古生代の輝緑岩質凝灰岩にのみ使用されている.レーマンはこの語を変質したケラトファイアや変質したスピライトにも拡大して使用している[Stifft : 1825, Cotta : 1862, Pelikan : 1899, Lehmann : 1932].日本ではシャルスタインという語は非常に頻繁に使用されているが,内容がよく調べられていないので,シャルスタインと記載してある岩石の中には全く関係のない岩石が多数含まれている.極端な例では花崗岩質の深成岩なども含まれている場合があり,文献の中のシャルスタインについては十分な注意が必要である.緑色岩火山灰(greenstone ash)[Beche : 1837].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

大辞林 第三版の解説

きりょくぎょうかいがん【輝緑凝灰岩】

多少変質した塩基性火山噴出物の集合物に対する名称。凝灰岩ばかりではなく、凝灰角礫かくれき岩・集塊岩・溶岩なども含む。多くは緑色・赤紫色で変質しているものが多い。シャールスタイン。玄武岩質火山噴出物。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

輝緑凝灰岩の関連キーワードブラッタースタインシャールスタイン高津戸渓谷津久見鉱山鳥形山鉱山輝緑層灰岩大叶鉱山立岩遺跡環状石斧氷川鉱山種差海岸移動構造高島石集塊岩城峰山端渓石赤間石菊花石石巻山荒川岳

今日のキーワード

だまされたふり作戦

「振り込め詐欺」に代表される特殊詐欺事件の警察による捜査手法の一つで、振り込め詐欺と思われる不審な電話があった時、被害者が協力してだまされたふりをし、容疑者の電話番号、振込先、訪問時間などを聞き出し、...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android