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追而書 おってがき

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世界大百科事典 第2版の解説

おってがき【追而書】

古文書学上の用語。書札様文書において,本文を書き終わったあと,改めて書き足した文章のこと。ふつう〈追而申〉ではじまるので追而書という。はやくは本文のあと,すなわち礼紙に書かれたものもあるが,南北朝時代以降の実例についてみると,〈追而申〉〈追申〉〈逐申〉などではじまる追記は,本紙,礼紙とは別の一紙に書かれており,院宣,綸旨(りんじ),御教書(みぎようしよ)などの公文書に多く,文章も比較的簡潔である。これに対して私文書たる書状にあっては,本紙の余白に書き,〈尚々〉あるいは〈返々〉ではじまるのが普通である。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の追而書の言及

【手紙】より

…最末の〈書留め〉も公文のように〈如件(くだんのごとし)〉〈候也〉などで威勢を示すものもあるが,おおかたは〈恐々謹言〉などで終わり,後には〈頓首〉〈敬具〉〈かしく〉などとなる。近世初期には,本文の補遺,要約や,相手の安寧を祈る尚々書(なおなおがき)(追而書(おつてがき))は袖に書かれることが定型化し,書かれない場合には袖の空白に,〈已上(いじよう)〉〈以上〉などの文言を追記して,謀書を防止することも形式化している。巻紙が普通に用いられるようになってからは,追而書は宛名の後に追記されることは近代と同様である。…

【礼紙】より

…また礼紙は本紙と友紙を用いるのが普通であるが,本紙と別の紙を使ったと受け取れる記事もあり,これもつまびらかではない。現在の古文書学では,一部の中世の書札礼に従って,追而書(おつてがき)を礼紙書または礼紙端書というとし,追而書が礼紙に書かれたとしている。しかし南北朝期以降の現存の文書による限り追而書が礼紙に書かれた例はなく,本紙,礼紙とは別に1紙を用意して,そこに追而書を書いている。…

※「追而書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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