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運搬管理 うんぱんかんりmaterial handling

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

運搬管理
うんぱんかんり
material handling

生産工程においては,原材料部品仕掛品治工具などが各作業工程によって必要な作業職場に搬入,搬出される。こうした作業対象物としての原材料,部品などの移動を合理的に行うことが運搬管理である。原材料,部品などの倉庫から完成品の出荷にいたるまでの生産工程の各作業職場相互間の物の移動を管理対象とする。運搬管理は工場の生産工程に対するサービス活動で,生産との関連で最適化をはかること,運搬の前後における運搬の容易さと合理性を管理すること,運搬と加工の組合せを設計することなどが課題である。運搬の最適化は工場設計,資材管理計画,工程設計などとともに組織的に考えられなければならない。

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世界大百科事典 第2版の解説

うんぱんかんり【運搬管理】

運搬とは一般に工場や事業所内での資材の移動を意味してきたが,運搬管理では資材の移動だけでなく積み降ろしなどの荷役,運搬用の包装,貯蔵などを含めて,工場や事業所内外での一貫した資材の取扱いを総合的に管理する。このような見方に立つ技術や管理方式はマテリアルズ・ハンドリングmaterials handlingと呼ばれ,1930年ごろアメリカに起こった。それは単位荷物の方式(ユニットロード・システム)という考え方と自載運搬設備(セルフローディング・マシン)の開発が動機となっている。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

運搬管理
うんぱんかんり

工場の中で物財の位置を移動することを運搬といい、運搬を効率的に遂行するための体系的施策を運搬管理という。運搬管理の基本は、必要な物財を、必要な量だけ、必要な時刻に、必要な場所へ敏速かつ安全に移動することである。運搬それ自体は付加価値に貢献しない費用の要因であるから、この点からすれば、運搬量をなるべく削減することが望ましい。しかし、運搬量の削減のみにとらわれると、在庫の増大や作業能率の低下を招くことがあるから、全体のバランスに対する配慮が必要となる。運搬管理の具体的な内容としては、(1)運搬距離の短縮のため、経路を合理化し、機械、設備、倉庫の配置を適正化する。(2)運搬能力向上のため、適切な機械や用具を採用する。(3)運搬費用を低下させるため、重力利用のような省エネルギー対策をとる。(4)運搬作業の計画化により運搬能力の最大限活用を図る、などがあげられる。[森本三男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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