出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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達身寺
たつしんじ
[現在地名]氷上町清住
清住谷川の東岸にある寺。曹洞宗、十九山と号し、本尊阿弥陀如来。養老五年(七二一)行基の開基、または法道の開基と伝える。当寺に安置される兜跋毘沙門天立像などの造仏様式から八世紀頃の建立とみられ、郡内で最も古い寺の一つ。寺の前身とされる「たるみ堂」は当地と北東の井中を境する十九山の中腹にあったという。一説には兜山八幡の修験場であり、同山は伯耆大山への道順であったとも伝える(「氷上郡志」など)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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