ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
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翻訳|centrifuge
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遠心力を利用して、混合している液体と固体を分離したり、または濾過(ろか)する機械。水分を含んでいる洗濯物から水分を取り除くために、電気洗濯機に付属している回転する円筒(脱水機)も遠心分離機の一種である。遠心分離機は回転する容器からできている。このうち回転円筒に穴のあいていないものは、微粒子、コロイドなどを比重の差を利用して分離するのに使用される。たとえば牛乳の脱脂、血漿(けっしょう)の分離などである。この際は毎分5000~1万回転の高速回転をする。脱水機のように円筒に穴のあいているものは、濾過用として使われ、遠心濾過機ともいう。砂糖の結晶分離、ジュースの液を清澄にするときなどに利用されている。
遠心分離機は、重力の何倍の遠心力を生じるかによってその性能が表される。これを遠心効果とよんでいる。すなわち、
遠心効果=(遠心加速度)/(重力の加速度)である。
遠心力の大きさは、質量×半径×(角速度)2で表されるから、したがって遠心効果は、遠心分離機の半径と回転速度によって決まる。回転速度は毎分1000回転から数万回転のものまである。遠心効果100以下のものを低速遠心分離機、1万程度のものを高速遠心分離機、10万以上のものを超遠心分離機という。遠心分離機は、選鉱、製薬、食品など工業用に広く使用されている。
[中山秀太郎]
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
…限外遠心機ともいう。一般に,毎分回転数2万回以上,遠心力加速度が重力加速度の数万倍以上に達する遠心分離機をいう。T.スベドベリの創案によるもので,高分子物質などを溶液中で沈降させるのに使用される。…
※「遠心分離機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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