適性評価(読み)テキセイヒョウカ

デジタル大辞泉 「適性評価」の意味・読み・例文・類語

てきせい‐ひょうか〔‐ヒヤウカ〕【適性評価】

一定の活動・業務目的などに適した性質を備えているかどうか評価すること。
特定秘密を漏らすおそれがあるかどうかを判断するための制度。特定秘密を取り扱う業務に就く人に対して行政機関が行うもので、本人同意を得たうえで、特定有害活動テロとの関係、犯罪・懲戒歴、薬物影響精神疾患飲酒節度、経済状況などについて調べる。特定秘密保護法規定

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「適性評価」の解説

適性評価

公務員防衛産業の従業員らが特定秘密を扱える人物かどうか判断するための身辺調査。情報漏えい防止が目的で、調査をクリアしないと特定秘密を扱えない。対象者は「質問票」への記入が求められ、調査範囲はテロリズムとの関係や犯罪歴、精神疾患、飲酒の程度、借金などの経済状況にまで及ぶ。本人の同意を得た上で、他の行政機関や医療機関、信用情報機関などへの照会も可能で、特定秘密保護法の施行前からプライバシー侵害の恐れが指摘されていた。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android