特定秘密(読み)トクテイヒミツ

デジタル大辞泉 「特定秘密」の意味・読み・例文・類語

とくてい‐ひみつ【特定秘密】

防衛外交特定有害活動テロリズム防止に関する情報のうち、国の安全保障のため、特に秘匿する必要性のあるものをいう。行政機関の長が指定し、有効期間は上限5年だが、通算30年まで更新可能。それ以上の延長内閣承認が必要。→特定秘密保護法特別管理秘密
[補説]特定秘密を漏洩した場合、10年以下の懲役、または情状により10年以下の懲役および1000万円以下の罰金に処される。

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共同通信ニュース用語解説 「特定秘密」の解説

特定秘密

特定秘密保護法に基づいて指定された国の安全保障に関する機密情報。防衛や外交、スパイ防止、テロ防止の4分野にまたがる。特定秘密保護法は2014年12月10日に施行され、今年6月末現在の指定件数は512件。このうち301件を防衛省が占め、内閣官房の72件、外務省の37件、警察庁の34件などが続く。指定の有効期間は原則的に最大30年だが、内閣が承認すれば延長も可。その場合も通算で60年を超すことはできない(暗号や情報源などは例外)。特定秘密保護法の罰則は、公務員が特定秘密を外部に漏らした場合、最高で10年以下の懲役刑が科される。未遂過失も処罰される。

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