都氏文集(読み)トシブンシュウ

デジタル大辞泉の解説

としぶんしゅう〔トシブンシフ〕【都氏文集】

平安前期の漢文集。6巻(現存3巻)。都良香(みやこのよしか)の作を、元慶4年(880)ころに門下生が編集したもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

としぶんしゅう【都氏文集】

日本漢文。都良香(みやこのよしか)著。原6巻,現存は巻三,四,五の3巻でいずれも散文。佚した巻には,詩文,願文等があったと推定される。成立年は未詳だが,良香晩年の879年(元慶3)前後の成立か。作品は,多様な散文を網羅し,賦,銘,讃にも技巧的な押韻がみられ,策判や,省試・試判のごときものは対策や,試詩の及落判定の記録で他にみることのできない貴重な資料である。《群書類従》所収。【川口 久雄】

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大辞林 第三版の解説

としぶんしゅう【都氏文集】

漢文集。六巻、現存三巻。都良香みやこのよしかの各種散文を、没後、門弟らが分類編纂したもの。平安前期成立。

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精選版 日本国語大辞典の解説

としぶんしゅう トシブンシフ【都氏文集】

漢文集。六巻、現存三巻。都良香作。元慶三年(八七九)頃門人の編。良香の各種散文を内容、形式により分類編纂したもの。亡失部には漢詩も含まれていたといわれる。物事を直叙しようとする散文精神がうかがわれ、また、平安時代の漢文の文体、書式などを知る好資料。

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