酸素アセチレン炎(読み)サンソアセチレンエン(その他表記)oxyacetylene flame

デジタル大辞泉 「酸素アセチレン炎」の意味・読み・例文・類語

さんそ‐アセチレンえん【酸素アセチレン炎】

酸素アセチレン混合ガス燃焼による炎。セ氏3000度くらいの高温が得られ、鉄などの溶接・溶断に利用

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精選版 日本国語大辞典 「酸素アセチレン炎」の意味・読み・例文・類語

さんそアセチレン‐えん【酸素アセチレン炎】

  1. 〘 名詞 〙 ( アセチレンは[英語] acetylene ) アセチレンと酸素をブローパイプを用いて燃焼させたときの炎。最高温度は摂氏三〇〇〇度以上といわれ、鉄などの溶接、溶断に用いられる。オキシアセチレン炎。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「酸素アセチレン炎」の意味・わかりやすい解説

酸素アセチレン炎
さんそあせちれんえん
oxyacetylene flame

それぞれの高圧容器に収められた酸素とアセチレンをバーナーに導き、混合して点火すると得られる炎。3000℃に達する高温度が得られ、金属切断や溶接に利用される。燃焼反応は
  2C2H2+5O2―→4CO2+2H2O
となるが、溶接の際には酸素供給量を少なくした還元炎、切断の際には過剰にした酸化炎を利用する。

[岩本振武]

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化学辞典 第2版 「酸素アセチレン炎」の解説

酸素アセチレン炎
サンソアセチレンエン
oxyacetylene flame

アセチレンと酸素の予混合炎.3000 ℃ もの高温に達するので,金属の溶接,溶断などによく用いられている.アセチレンの完全燃焼には理論的に2.5倍容の酸素を必要とする

2C2H2 + 5O2 → 4CO2 + 2H2O

が,普通,溶接用には等容積を混合したときの内炎(還元炎,COと H2 を含む)を,溶断用には酸素過剰の炎を用いる.

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百科事典マイペディア 「酸素アセチレン炎」の意味・わかりやすい解説

酸素アセチレン炎【さんそアセチレンえん】

酸素とアセチレンとの混合ガスを燃焼させて得られる炎。5:2の混合比が普通で最高温度3000℃に達する。金属の溶接や切断などに使用
→関連項目セラミックコーティング

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「酸素アセチレン炎」の意味・わかりやすい解説

酸素アセチレン炎
さんそアセチレンえん
oxyacetylene flame

アセチレンと酸素を適当な比率で混合して燃焼すると得られる炎。炎の最高温度は 3000~4000℃に達し,鉄板などの溶接や切断,白金水晶融解などの高温作業に用いられる。

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