完全燃焼(読み)カンゼンネンショウ

デジタル大辞泉 「完全燃焼」の意味・読み・例文・類語

かんぜん‐ねんしょう〔クワンゼンネンセウ〕【完全燃焼】

[名](スル)
可燃物が、十分な酸素供給もとで燃え尽きること。二酸化炭素水蒸気などを生じる。
(比喩的に)力を完全に出しきること。望みどおりの成果を得ること。「高校生活最後の大会では完全燃焼した」
[類語]燃える焼ける燃え盛る燃え広がる燃え上がる燃え立つ燃す燃やす焚くくべるいぶすいぶる燻ぶる煙る火達磨燃焼不完全燃焼

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精選版 日本国語大辞典 「完全燃焼」の意味・読み・例文・類語

かんぜん‐ねんしょうクヮンゼンネンセウ【完全燃焼】

  1. 〘 名詞 〙 酸素が十分に供給されて、可燃物が十分に燃焼し、炭素粒を出さないこと。
    1. [初出の実例]「燃料の完全燃焼即ち生産費の節約といふ方面より考究した方が」(出典:経済随想(1927)〈東京朝日新聞経済部編〉煤煙〈三井米松〉)

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四字熟語を知る辞典 「完全燃焼」の解説

完全燃焼

酸素が十分に供給されて、可燃物が燃え尽きること。また、力を完全に出しきることのたとえ。

[活用] ―する。

[使用例] 原理石油を完全燃焼させて、その熱気を送り出して霧粒を蒸発させるのである[中谷宇吉郎硝子を破る者|1946]

[使用例] それは性交そのものであり、二人がいま交わし合っているものは、〈略〉余分な感情をすべて完全燃焼させたあとの、情欲そのものだった[石原慎太郎化石の森|1970]

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