重クロム酸ナトリウム(読み)じゅうクロムさんナトリウム

大辞林 第三版の解説

じゅうクロムさんナトリウム【重クロム酸ナトリウム】

クロム酸さんナトリウム

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

重クロム酸ナトリウム
じゅうくろむさんなとりうむ
sodium bichromate

クロム酸のナトリウム塩。正式名称は二クロム酸ナトリウムsodium dichromateという。
 クロム鉱から、炭酸カリウムのかわりに炭酸ナトリウムを用い、重クロム酸カリウムと同様な方法でつくられる。冷水溶液からは二水和物が結晶し、これを加熱すると84.6℃で無水和物(式量262.0)となる。皮なめし、媒染剤、さび止め、防腐剤、油脂の漂白剤など多くの用途がある。重クロム酸カリウムと化学的性質のよく似た赤色結晶であるが、工業的にはカリウム塩より安価であり、とくに高純度を要しない多量使用に適している。[岩本振武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の重クロム酸ナトリウムの言及

【二クロム酸】より


[二クロム酸ナトリウム]
 化学式Na2Cr2O7。俗称重クロム酸ナトリウム。工業的にはクロム鉄鉱(主成分FeO・Cr2O3)を消石灰Ca(OH)2,ソーダ灰Na2CO3とともに焙焼(ばいしよう)し,水で浸出した液を硫酸で酸性にして2水和物結晶として取り出している。…

※「重クロム酸ナトリウム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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