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野沢吉兵衛(3代) のざわ きちべえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

野沢吉兵衛(3代) のざわ-きちべえ

1821-1862 江戸時代後期の浄瑠璃(じょうるり)三味線方。
文政4年生まれ。初代竹本越路太夫(こしじだゆう)の子。義太夫節鶴沢文三の高弟。2代野沢勝鳳をへて天保(てんぽう)15年3代吉兵衛を襲名。5代竹本春太夫らの相三味線をつとめ,野沢中興の祖といわれた。文久2年7月27日死去。42歳。大坂出身。本名は佐田屋市次郎。通称は鬼吉兵衛。

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朝日日本歴史人物事典の解説

野沢吉兵衛(3代)

没年:文久2.7.27(1862.8.22)
生年:文政4(1821)
江戸末期の人形浄瑠璃三味線の名手。本名佐田屋市治郎。通称鬼吉兵衛。大坂生まれ。初代竹本越路太夫(はじめは三味線弾きで鶴沢勝鳳)の子。14歳で鶴沢文三に入門し市次郎,2代目勝鳳を経て天保11(1840)年に3代目吉兵衛を襲名,5代目竹本染太夫の「国性爺合戦」の三段目切を弾き,以後,5代目竹本春太夫を弾いた。門弟の亀次郎の美声に目をつけ春太夫に入門させて南部太夫と名乗らせ,やがて自ら三味線を弾いて2代目竹本越路太夫を襲名させたのが,のちの摂津大掾である。腕の強い芸で,旧来の曲に手を加えて当世風に工夫したという。野沢中興の祖と賛えられている。4,5代はいずれも3代目の門人が継いだ。<参考文献>野沢勝平事加藤善一『野沢の面影』

(山田庄一)

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