野禽(読み)ヤキン

精選版 日本国語大辞典 「野禽」の意味・読み・例文・類語

や‐きん【野禽】

  1. 〘 名詞 〙 原野の鳥。渉禽(しょうきん)水禽鳴禽猛禽などに対する語で、鳥類の生態的分類群一つ。ただし、広義に家禽に対して野生の鳥という意味に用いられることもある。⇔家禽(かきん)
    1. [初出の実例]「林鹿野禽憐我否、独疲文路暮齢頽」(出典本朝無題詩(1162‐64頃)八・冬日遊長楽寺〈藤原敦光〉)
    2. [その他の文献]〔漢書‐蒯通伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「野禽」の読み・字形・画数・意味

【野禽】やきん

野鳥。宋・趙師秀〔鮑県尉に和す〕詩 野禽、果を偸(ぬす)みて去り 子、經を借りて

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