金春惣右衛門(読み)コンパル ソウエモン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「金春惣右衛門」の解説

金春 惣右衛門
コンパル ソウエモン


職業
能楽囃子方(金春流太鼓方)

専門
太鼓

肩書
金春流太鼓21代目宗家

本名
金春 林太郎

別名
別称=金春 惣右衛門国泰(コンパル ソウエモンクニヤス),前名=増見 林太郎

生年月日
明治30年 7月22日

出生地
東京

経歴
金春流太鼓方20代・川井彦兵衛の娘婿増見仙太郎の長男。明治41年初舞台。大正5年一時断絶していた金春流太鼓宗家を再興し、21代家元となる。昭和6年惣右衛門を襲名し、国泰を名乗る。「金春流太鼓手附」を刊行するなど技法の公開と普及に努めた。

没年月日
昭和17年 2月8日 (1942年)

家族
長男=金春 惣右衛門(22代目宗家)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「金春惣右衛門」の解説

金春 惣右衛門(21代目)
コンパル ソウエモン

大正・昭和期の能楽囃子方(金春流太鼓方) 金春流太鼓宗家(21代目)。



生年
明治30(1897)年7月22日

没年
昭和17(1942)年2月8日

出生地
東京

本名
金春 林太郎

別名
別名=金春 惣右衛門国泰(コンパル ソウエモンクニヤス),前名=増見 林太郎

経歴
明治41年初舞台。大正5年金春流太鼓宗家を再興し家元なる。昭和6年21代目惣右衛門を襲名。「金春流太鼓手附」を刊行するなど技法の公開と普及に努めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金春惣右衛門」の解説

金春惣右衛門(3) こんぱる-そうえもん

1924-2014 昭和-平成時代の能楽師太鼓(たいこ)方。
大正13年9月22日生まれ。21代金春惣右衛門の長男。父に師事し,昭和11年初舞台。17年金春流22代家元をつぎ金春惣右衛門国長を名のる。28年「金春流太鼓全書」を刊行した。平成4年人間国宝。8年芸術院賞。17年芸術院会員。平成26年3月11日死去。89歳。東京出身。東京音楽学校(現・東京芸大)卒。本名は惣一。

金春惣右衛門(1) こんぱる-そうえもん

1583-1644 江戸時代前期の能役者太鼓(たいこ)方。
天正(てんしょう)11年生まれ。金春長誥(ながのり)の子。金春流太鼓方6代。金春安照(やすてる)の娘と結婚し,彦九郎,のち惣右衛門を名のる。徳川家康につかえ,以後その流派惣右衛門流とよばれることがおおい。寛永21年1月8日死去。62歳。名は一峰通称ははじめ音松。法名は宗岸。

金春惣右衛門(2) こんぱる-そうえもん

1897-1942 明治-昭和時代前期の能楽師太鼓(たいこ)方。
明治30年7月22日生まれ。金春流太鼓方21代。20代川井彦兵衛の娘婿増見仙太郎の長男。明治41年初舞台。大正5年一時断絶していた宗家を再興,昭和6年惣右衛門を襲名し,国泰を名のった。昭和17年2月8日死去。46歳。東京出身。本名は林太郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「金春惣右衛門」の意味・わかりやすい解説

金春惣右衛門
こんぱるそうえもん

[生]1924.9.22.
能楽太鼓方。金春流 22世宗家。 21世惣右衛門国泰の長男で,幼名惣一。 12歳のとき,『初雪』で初舞台。東京芸術大学を卒業し,1942年宗家を継承。 1992年重要無形文化財保持者の認定を受けた。 1995年日本芸術院賞受賞。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

367日誕生日大事典 「金春惣右衛門」の解説

金春 惣右衛門(22代目) (こんぱる そうえもん)

生年月日:1924年9月22日
昭和時代;平成時代の能楽囃子方(金春流太鼓方)

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の金春惣右衛門の言及

【金春流】より

…5世彦三郎長詰(宗意)が川井惣右衛門と改名,子の6世惣右衛門一峰(宗岸)が徳川家康に召し出され,以後,惣右衛門流と名のることが多く,江戸時代は主として金春座の座付だった。現家元の22世金春惣右衛門国長(1924‐ )は増見家(熊本の役者)から入って1916年に家元を継いだ国泰(1897‐1942)の子。83年現在,能楽協会には重要無形文化財各個指定(人間国宝)の柿本豊次(1893‐ )ほか約20名が登録されている。…

※「金春惣右衛門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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