20世紀日本人名事典 「金森吉次郎」の解説 金森 吉次郎カナモリ キチジロウ 明治〜昭和期の治水家 衆院議員。 生年元治1年12月29日(1865年) 没年昭和5(1930)年10月13日 出生地美濃国大垣(岐阜県大垣市) 経歴幼い頃から水害対策の必要性を痛感、長じて大垣輪中委員長などを務めた。明治29年の大水害では大水に襲われた大垣を救うため、木曽川下流の堤防を命がけで切り崩し、被害の拡大を防いだ。その後、上流での治山・改修の必要性を建議、ついに三川(木曽川・長良川・揖斐川)の改修を完成させ、水害の猛威を押えた。33年衆院議員。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金森吉次郎」の解説 金森吉次郎 かなもり-きちじろう 1865*-1930 明治-昭和時代前期の治水家。元治(げんじ)元年12月29日生まれ。金原明善(きんばら-めいぜん)の影響をうける。明治21年揖斐(いび)川の氾濫(はんらん)を契機に大垣輪中(わじゆう)の治水事業にかかわる。のち木曾(きそ)・長良(ながら)・揖斐3河川の改修,大規模な植林をすすめた。岐阜県会議員をへて,33年衆議院議員。昭和5年10月13日死去。67歳。美濃(みの)(岐阜県)出身。【格言など】この堤は君の肉,この川は君の血(江戸時代中期に木曾川治水に尽力した鹿児島藩士を顕彰したことば) 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by